エコキュートは快適な給湯を提供する便利なシステムですが、家を長期不在にするときには適切な管理が必要です。
エコキュート 長期不在において、光熱費の節約やタンク内の水の衛生管理を行うことで、無駄な出費を抑えつつ清潔なお湯を保つことができます。
この記事では、長期不在時のエコキュートの適切な設定方法から、帰宅後の対処法まで、分かりやすく解説します。エコキュートを効率的に活用し、快適な給湯ライフを実現しましょう。
長期不在時のエコキュートはどんな状態?
エコキュートは便利な給湯システムですが、長期不在時に放置するといくつかの重要な問題が発生する可能性があります。
まずは、長期不在時のエコキュートの状態について説明し、その問題点を詳しく見ていきましょう。
無駄な光熱費がかかってしまう
エコキュートは通常、自動的にお湯を保温し、必要に応じて沸き上げを行います。
しかし、長期間家を不在にすると、お湯を使用しないにもかかわらず、エコキュートは毎日お湯を温め直す動作を続けます。そしてタンク内の水が沸騰して蒸発すると、減った分の水を再び注ぎ足して再度沸騰させます。
このようにして、無駄に光熱費が発生してしまいます。不在期間が長いほど、その費用も膨らんでしまいます。光熱費を節約するためには、適切な設定が必要になってきます。
タンク内の水が不衛生な状態になる
エコキュートのタンク内の水は、水道水が入れ替わる仕組みになっています。しかし、長期不在の間、お湯を使用しないため、タンク内の水は入れ替わらず古くなります。この状態では、細菌やカビが繁殖する可能性が高まり、不衛生な状態になってしまいます。
また、水道水に含まれる少量の塩素も、入れ替わりがなければ不十分になります。結果として、タンク内の水は長期不在の間に古くなり、使用する際に衛生的ではありません。この問題を解決するためにも、適切な措置が必要です。
長期不在時のエコキュートの設定
長期不在時にエコキュートを適切な設定にすることは、無駄な光熱費を節約し、エコキュートの運用を効率化するために重要です。次は、長期不在時に行うべきエコキュートの設定について詳しく説明します。
電源をオフにする
長期不在にする前に、エコキュートの電源をOFFにすることが重要です。電源をOFFにすることで、エコキュートのお湯の沸き上げを停止させ、無駄な光熱費を削減できます。
電源をOFFにする方法は、エコキュートの型式やメーカーによって異なりますが、通常はエコキュート本体またはリモコンを使用して行います。設定方法については、エコキュートの取扱説明書を参照ください。
タンク内の水抜きをする
長期不在時にエコキュートの水抜きを行うことは、タンク内の水の衛生状態を保つためには必須のこと。水抜きを行うことで、新しい水道水がタンク内に入れ替わり、衛生的な状態を維持できます。
水抜きの方法はエコキュートの型式によって異なりますが、一般的には以下のような手順になります。
- エコキュートの電源をOFFにします。
- エコキュート本体に備わった水抜き弁を探します。一般的にはエコキュートの下部に設置されています。
- 水抜き弁をゆっくりと開けます。これにより、タンク内のお湯が排水されます。
- 水抜きが完了したら、水抜き弁をしっかりと閉じます。
- エコキュートの電源を再度ONにします。
タンク内の水が完全に排水されるまで待ちます。タンクが空になるまでに時間がかかることもあります。
実際に水抜きを行う際は、エコキュートの取扱説明書を参照し、適切な手順を確認してください。
沸き上げ休止機能を使う
一部のエコキュートには「沸き上げ休止機能」が備わっており、長期不在時に便利です。この機能を設定することで、エコキュートの電源をOFFにせずにお湯の沸き上げを休止させることができます。
通常、リモコンから設定を行います。長期不在から帰宅した際に、再び沸かす必要があるときに便利なオプションです。
長期不在時にこれらの設定を適切に行うことで、エコキュートの効率的な管理が可能になります。無駄な光熱費を削減し、エコキュートを衛生的に保ちながら、安心して不在期間を過ごすことができます。
長期不在から帰宅時の対処法
長期不在から帰宅した際、エコキュートの適切な対処法を知っていると、快適な生活をすぐに再開できます。長期不在から帰ってきたときに行うべき対処法について説明します。
タンクの水のチェックと補充をする
- 帰宅後、まずエコキュートのタンク内の水の状態を確認しましょう。タンクが空になっている場合、新しい水道水を補充する必要があります。これは、エコキュートの正常な運用に必要です。
- タンク内の水が古くなっている場合、水抜きを行った後で帰宅した可能性があります。この場合でも、タンク内に新しい水道水を補充しましょう。タンク内の水は衛生的でない可能性があるため、安全を確保するために補充が必要です。
- タンク内の水が十分であることを確認したら、エコキュートの電源をONに戻します。電源を入れることで、お湯の沸き上げが再開されます。
以上の対処法を実行することで、長期不在から帰宅してもエコキュートを適切に運用できます。タンク内の水をチェックし、必要に応じて補充して、快適な給湯システムを維持しましょう。
1週間ほど不在にする場合はどうする?
続いて、1週間ほどの短期間不在にするときの対処法を見ていきましょう。
リモコンで停止日数を指定
エコキュートには多くのモデルで、リモコンで停止日数を指定する機能が備わっています。これを利用すると、不在期間中にエコキュートの動作を停止し、無駄な光熱費を節約できます。リモコンを使用して、停止日数を設定しましょう。
1週間の不在を予定している場合は、それに合わせて設定します。帰宅後、再びお湯を使う際には、リモコンで運転を再開させることができます。
運転を再開時の注意点
1週間の不在から帰宅した際には、エコキュートの運転を再開させる際に注意が必要です。以下のポイントに注意しましょう。
- 運転再開前に、タンク内の水の状態を確認し、必要に応じて水を補充します。エコキュートはお湯を沸かすために水が必要です。
- リモコンを使用して運転を再開させる場合、適切な設定を行います。通常はリモコンの設定メニューから操作します。停止日数に合わせた設定を行いましょう。
- 運転再開後、エコキュートがお湯を沸かし終えるまで待ちましょう。お湯が使える状態になるまでに時間がかかることがあります。
1週間ほどの不在の場合でも、適切な設定と注意を払うことで、エコキュートを効率的に利用できます。
短期留守の場合は何も設定しない
エコキュートを適切に管理するためには、長期の不在時には電源オフや水抜き、運転再開などの設定が必要ですが、短期留守の場合は何も設定しなくても大丈夫です。短期の留守中にエコキュートを停止させる必要はありません。
なぜなら、短期間の留守中にエコキュートを停止させることで得られる光熱費の節約は限定的であり、運転を再開させる手間がかかるからです。短期留守の場合、エコキュートは通常通り動作させておくことで、お湯が必要なときにすぐに利用できます。
短期留守の場合は、特別な設定や操作は必要ありません。エコキュートはスマートに自動制御し、快適な給湯を提供します。したがって、長期不在時のような設定は必要ありませんが、適切な管理とメンテナンスを心掛け、エコキュートを快適に利用しましょう。
まとめ:長期不在にするときのエコキュートはうまく設定をして快適と節約を両立
長期不在時のエコキュートについて、適切な管理と対処法を知っていれば、節約と快適さを両立させることができます。エコキュートを放置すると無駄な光熱費が発生し、タンク内の水も不衛生になる可能性があります。しかし、電源をOFFにし、水抜きを行い、沸き上げ休止機能を活用すれば、エコキュートの運用を効率的にコントロールできます。
長期不在から帰宅した際には、タンク内の水のチェックと補充を怠らず、適切な設定をして運転を再開させましょう。さらに、1週間ほど不在の場合はリモコンで停止日数を指定し、運転再開時にも注意を払いましょう。
エコキュート 長期不在という状況でも、知識と適切な対処法を備えれば、無駄な費用を削減しつつ、安心してお湯を利用することができます。
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