太陽光パネルの売却相場はいくら?売却額を上げるには

太陽光パネルの売却相場はいくら?売却額を上げるには

さまざまな理由から太陽光パネルを撤去もしくは交換する場合は、廃棄ではなく売却を検討するのがおすすめです。ただし、売却の相場を知らなければ、相場より安い金額で買い取られてしまう可能性もあります。

そこで今回は、太陽光パネルの売却相場や売却方法、注意点について詳しくご紹介します。太陽光パネルの交換や撤去を検討している方や、太陽光パネルの売却額をどう判断すればいいのかわからない方などは、参考にしてみてください。

太陽光パネルの売却に関する相場は?

太陽光パネルの売却相場に関する情報は少ないものの、1枚あたり1万~1万2,000円程度で買い取られているケースもあります。

買取サービスは、以下の4種類に分かれています。

  • 太陽光パネルを専門に査定・買取を行っているサービス
  • 太陽光パネルを含めてさまざまな製品の買取に対応しているサービス
  • 太陽光パネルや接続箱など設備関連の買取に特化しているサービス
  • 太陽光発電所の買取・売買仲介サービス

とくに太陽光パネルの買取専門サービスは、メーカーや使用環境、稼働年数にかかわらず査定でき、大口の買取依頼にも対応しているのが特徴です。

太陽光パネルを手放すタイミング

続いては、太陽光パネルを手放す・売却すべきタイミングについて1つずつ確認していきましょう。

経年劣化などで交換する場合

太陽光パネルの経年劣化などで新しいパネルと交換する場合は、古いパネルの売却を検討してみましょう。

太陽光パネルの寿命は、一般的に20~30年程度とされています。日々耐久性の高い太陽光パネルが開発・販売されているものの、それでも連続使用や紫外線・熱による劣化を免れることはできません。

災害や事故による影響を受けずに稼働を続けている場合は、設置から20年前後を目安に売却を検討してみたり、専門業者による査定を受けたりしてみてはいかがでしょうか。

災害や事故で破損した場合

地震や台風などの災害、事故で破損した場合は、売却もしくは廃棄する必要があります。

以下に太陽光発電設備が破損する主なケースを紹介します。

  • 地震による大きな揺れでパネルが割れる
  • 台風などの雨風でショート、パネルが飛ぶ
  • 飛来物と直撃し、パネルが割れる
  • 熊などの動物が太陽光パネルを破損させる
  • 水没してショートする

日本は災害の多い国なので、どの場所に太陽光発電所を設置していても地震や台風、噴火、土砂災害などの被害を受ける可能性があります。

太陽光パネルが破損した場合は施工販売業者へ相談し、配線や架台などから取り外してもらいましょう。また、破損していても売却可能なケースがあるので、念のために売却できるかどうか確認してみてもいいかもしれません。

太陽光発電設備そのものを手放したい場合

太陽光発電設備そのものを手放したい場合は、パネルもしくは設備全体の撤去や、売却を検討してみましょう。

太陽光パネルを売却し、その他の部品や架台、機器すべて撤去・廃棄すれば、土地を所有したまま太陽光発電の維持管理負担から解放されます。特に土地活用を今後も行いたい方には、メリットの多い選択肢です。

一方、土地を含めて手放したい場合は、設備一式を売却するのがおすすめです。

太陽光発電の中でも特に野立て太陽光発電は、セカンダリー市場で活発に取引されています。(セカンダリー市場:中古取引市場)

FIT認定を受けた稼働済み中古太陽光発電所であれば、FIT認定を受けた年度の固定買取価格で売電を始められます。固定買取価格は年々下落しているので、過去に認定を受けた設備であればあるほど、売電収入を伸ばしやすいといえます。

そのため、中古の土地付き太陽光発電所は需要の高い設備で、高く売却しやすいのです。

設備一式の売却については、後半で詳しく紹介します。

太陽光パネルの売却額を上げるには?

太陽光パネルを売却すべきタイミングを把握したあとは、売却額を少しでも高くするために必要なポイントを確認していきましょう。

買取実績豊富な業者へ依頼する

太陽光パネルの売却額を少しでも高くするには、実績豊富な買取業者に査定してもらいましょう。

実績豊富な買取業者は、太陽光パネルの価値やメーカー、査定方法について知識と経験を持っています。また、買取実績を提示してもらいやすいので、自身の所有している太陽光パネルならいくらで売却できるのか相談しやすいというメリットもあります。

他にも破損した太陽光パネルを売却できるのか、それとも廃棄しなければいけないのか、実績豊富な業者に相談すれば、廃棄も含めて適切な処理方法を提案してくれます。

可能であれば周辺機器もセットで売却

太陽光パネルの売却時は、パワーコンディショナや接続箱、配線などの周辺機器をセットにするか検討しておくことも必要です。

買取業者にとっては、太陽光パネル単体よりも、パワーコンディショナなどの周辺機器が含まれている方が、リユースの際に販売しやすくなります。また、セットの方が買い手のつきやすい状態でもあるので、売却額をアップしてもらえる可能性もあります。

太陽光パネルだけでなく、配線やパワーコンディショナなども交換する方は、セットによる売却で査定額がいくら変わるのかを確認してみましょう。

劣化や汚れの少ない状態にしておく

太陽光パネルの汚れをなるべく落としたり早めに売却したりした方が、売却額をアップしてもらいやすいといえます。

太陽光パネルの購入から5年後と10年後では、前者の方が発電効率という点で一般的に優れています。また中古市場は、状態や品質のいい品物を高く買い取る傾向があります。そのため、劣化の進んでいない・汚れの少ない太陽光パネルを所有していて手放したい方は、早めに準備を進めるのがいいでしょう。

高額な売却を目指すには太陽光発電設備の売却がおすすめ

FITやFIP認定を受けた出力10kW以上の太陽光発電を所有している方の中で、廃棄費用積立や維持管理費用の負担に悩んでいる方は、太陽光パネルだけでなく太陽光発電所の売却の検討をおすすめします。

太陽光発電所の売買仲介サービスは、低圧からメガソーラーの売却まで対応しています。太陽光パネルを含めて手放したい方にも、利用メリットの多いサービスです。

そこでここからは、太陽光パネルではなく設備一式を売却することで得られるメリットをわかりやすく紹介していきます。

売却額は売電収入の10倍程度で算定されやすい

高い売却益を得られるのは、太陽光発電所売却ならではのメリットです。

太陽光パネルの売却額は、冒頭で触れたように1枚あたり1万円前後です。50kW程度の太陽光発電所に設置されている太陽光パネルは160枚程度なので、売却益は160万円程度といえます。

一方、太陽光発電所の売却額は、年間の売電収入に対して10倍程度で算定される傾向があり、まとまった利益を得られます。たとえば、出力50kWの太陽光発電所なら年間100万円の売電収入を得られるので、一般的に査定額は1,000万円前後です。

太陽光パネルの売却額と比較して、9~10倍程度の差があります。

事業のために資金調達したい方や、少しでも高く売却益を得たい方などは、太陽光発電所の売却を検討してみてはいかがでしょうか。

売却額アップへ向けたメンテナンスを実施してくれる

売買仲介サービスへ相談した場合は、太陽光発電所の売却額アップに向けたアドバイスやメンテナンス・洗浄を行ってもらえます。

太陽光パネル単体では、売却額アップへ向けた対策も限定的です。具体的には、太陽光パネルを早めに売却したり洗浄したりといった方法です。

一方、太陽光発電所の売却時は、設備全体のメンテナンスや修繕、洗浄、設置場所周辺の清掃などによって査定額アップを見込めます。また、売買仲介サービスが各対策を実施してくれるので、オーナーによる洗浄や清掃といった手間を省略できます。

作業負担を抑えながら売却額アップを見込めるのは、太陽光発電所売却の強みです。

新たに太陽光発電投資やその他事業を手掛けられる

太陽光パネル単体の売却では、引き続き既存の設備を管理する必要があります。

一方、太陽光発電所の売却なら設備と土地を手放せますし、1,000万円以上の売却益を得られる見込みがあります。そのため、維持管理の負担から解放される上に、さらに資金調達もできます。そのあとは売却して得たお金で、新たに太陽光発電投資や全量自家消費型太陽光発電の導入、別事業の参入を行うことも可能です。

太陽光発電所の売却額はいくら?

太陽光発電所の売却額は、前半でも紹介したように一般に「年間の売電収入×10」で算出されます。

弊社とくとくファームで掲載している物件を例にすると、出力556kWの野立て太陽光発電所で直近1年間の売電収入が1,630万円のケースの場合、1億5,000万円程度の売却額が設定されています。

年間の売電収入に対して約10倍程度の売却額なので、太陽光パネル単体の売却と比較して大きな利益が得られるといえます。

売却益を伸ばしたい方は、売却前にメンテナンスや洗浄を徹底し、売電収入を伸ばせるか確認してみるのが大切です。

太陽光パネル売却の相場は1枚あたり1万円~

太陽光パネルの売却相場は、1枚1万円前後で推移しています。しかし売却相場の情報が少ないため、実際に査定依頼しなければ適正な価格を確認するのは難しいといえます。

太陽光発電の廃棄費用積立制度義務化などで、維持管理負担に悩んでいる方や太陽光発電投資以外の事業へ切り替えたい方などは、今回の記事を参考にしながら稼働済み中古太陽光発電所の売買仲介サービスを検討してみてはいかがでしょうか?

とくとくファームでは、全国の稼働済み中古太陽光発電所やメガソーラーの売却物件を取り扱っています。また、専任のアドバイザーが査定から売買に必要な資料の準備、買い手との交渉や契約手続きまで一括サポートします。

仲介手数料や物件掲載料無料、売却後の税務処理無料など、お客様の負担も抑えられるので、お気軽にご相談ください。

忙しい方はわずか30秒で査定額を確認可能なかんたん査定、すぐに詳細な査定額を確認したい方は30項目の入力でより正確な査定額を確認できるしっかり査定など、ご要望に合わせてお選びいただけます。

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