太陽光発電の売却相場はどのくらい?手続き方法や税金についても解説

太陽光発電の売却相場はどのくらい?手続き方法や税金についても解説

太陽光発電は、固定価格買取制度(通称FIT)により、安定した収入を得られるのが魅力のひとつです。しかし、投資家の中には売却を検討している方もいるでしょう。きっかけはさまざまですが、売却の相場や手続きなどを知らない人も多いのではないでしょうか?

今回は太陽光発電の売却相場や手続き、税金に関することなどを詳しく解説していきます。

【基礎知識】太陽光発電の売却とは?

【基礎知識】太陽光発電の売却とは?

売却相場を太陽光発電は、個人投資家や企業のあいだで取り扱われている投資商品のひとつですが、「太陽光発電の売却」とはそもそもどういう定義なのかを見ていきましょう。

稼働済み太陽光発電の売却のこと

ここで解説するのは、ご自宅や企業で運営している太陽光発電そのものを売却することです。

太陽光発電の売却と聞くと、生産した電気を電力会社へ買い取ってもらう「売電」をイメージする方も多いのではないでしょうか?売電は、国が定めた固定価格買取制度(通称FIT)による、長期投資方法のひとつですが、ここでは詳しく解説はしません。

売電に関しての記事を読みたい方は、以下のリンクからご覧ください。

太陽光発電の売却は今すぐ現金化できるのがメリット

太陽光発電を売却するメリットは大きな金額で現金化しやすいことです。

2020年4月8日に株式会社グッドフェローズが公表したアンケート調査では、太陽光発電の売却理由に「現金化」が最も多く、次に「査定額を知るため」「管理が面倒」という意見もありました。

現金化したい理由は、新規事業への投資や家の購入などさまざま。売却すれば大きな金額を手に入れることができることがメリットです。

太陽光発電の主な売却方法

太陽光発電の売却方法は、主に以下の3つ。

  1. 仲介販売を利用しての売却
  2. 買取業者を利用しての売却
  3. 直接販売

それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。売却を検討する際には売却方法を選択しておく必要があるため、内容を理解しておきましょう。

売却方法の詳しい内容は、以下の記事でご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

太陽光発電所の売却方法 高く売るためのポイントも紹介

太陽光発電の売却相場はどのくらい?

太陽光発電の売却相場はどのくらい?

今回の本題である、太陽光発電の売却相場について解説していきましょう。

太陽光発電の売却を検討している方は、ぜひお読みください。

売却の査定額が決まるポイント

太陽光発電の売却価格は、査定で決まります。

査定されるポイントは以下の通りです。

  • 売電の実績
  • 経過年数や設備状態
  • 物件の立地

一番重要視されるのは売電の実績です。次に太陽光発電の経過年数やそれにともなう設備状態を確認されます。そのため、売却査定前に設備の修理などのメンテナンスを実施する方も少なくありません。

物件の立地も査定に影響します。例えば、台風など自然災害の被害が出やすい地域では、太陽光発電の故障により被害が出ることが多いため、査定額が低くなる場合があります。

売却相場は1基あたり平均1,500万円

株式会社エレビスタが調査したデータでは、2013~2021年までの太陽光発電の売却相場は平均1,500万円でした。では、平均の売却価格より高く売れる又は安くなるケースとはどんな時なのか見ていきましょう。

売却相場よりも高く売れるケース

太陽光発電を平均相場よりも高く売却するためには以下の3つのケースが挙げられます。

  1. 設備のメンテナンスが出来ている
  2. 売電実績の資料を準備している
  3. 複数の買取業者に査定依頼・比較している

最も重要なのはメンテナンスの有無です。売電実績のある太陽光発電でも、設備の故障やフェンスの未設置などは、買い手がコストをかける必要があるため購入を避けられる可能性が高いです。また、売却額は買取業者で異なるため、複数に依頼して比較しておくのも良いでしょう。

売却相場よりも安くなるケース

売却価格が平均相場よりも安くなるケースは以下の通りです。

  1. 物件周りの環境に課題がある
  2. 電圧抑制エリア

物件周りの環境とは、自然災害に遭いやすいエリアのこと。台風などの雨風のよる被害が起こりやすい環境では、太陽光発電の故障の原因になります。また、電圧抑制エリアも相場が安くなりやすいでしょう。電圧抑制エリアとは、売電する電圧が高くなり過ぎないように調整する機能です。そのため、通常よりも売電実績が低くなるため売却相場も安くなります。

売却するタイミングでも相場は変わる

太陽光発電は売却のタイミングでも相場が変動します。例えば、早く売却したい場合には売却価格を平均相場や購入時よりも低く設定すれば比較的買い手が付きやすいです。ただし、売価は安くなるため利益は少なくなります。

一方で、売却のタイミングを半年以上の長い目で見ていけば、購入価格と同等又は少し高く売却できる可能性が高いです。

太陽光発電事業の評価ガイドで自己診断もできる

太陽光発電事業の評価ガイドとは、2018年に太陽光発電協会が制定したものです。

設備の安全性や、太陽光発電事業全体を多くのチェック項目をもとに自分で確認することができます。

主な評価項目は以下の3つに分けられます。

  1. 設置場所や法令手続きに関しての項目
  2. 太陽光発電の設備等に関しての項目
  3. 土木や構造物に関しての項目

評価ガイドをもとに、簡易的なチェックシートでご自身の太陽光発電事業のチェックをします。チェックシートに不備があれば、修正するなどの対応ができます。評価ガイドを活用することにより、事業のリスクを回避することが可能です。

査定額を知りたいなら「スピード査定がおすすめ」

太陽光発電の売却を検討している顧客の中には、現金化するニーズに次いで査定額を知りたいという理由で依頼をしてくる方が多くいます。そんな方のためにとくとくファームでは、太陽光発電のスピード査定サービスを提供しています。

査定に必要なのは以下の7項目だけです。

  1. お名前
  2. メールアドレス
  3. 電話番号
  4. 連携開始日
  5. 希望売却価格
  6. 年間売電実績
  7. 所在地

ご自身の所有している太陽光発電の売却価格を素早く把握することができますので、ぜひお試しください。

太陽光発電の売却手続き方法

太陽光発電の売却手続き方法

ここでは太陽光発電を売却するための手続きについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

太陽光発電の売却の流れ

太陽光発電のおおまかな売却の流れは以下の通りです。

  1. 売却査定依頼
  2. 買取業者 又は 仲介業者と契約
  3. 販促活動
  4. 売買契約

査定は業者により価格は異なるため、依頼は複数の業者へかけるのがおすすめです。業者は2種類あり、直接買い取りをしてくれる「買取業者」と専用サイトに太陽光発電の情報を掲載して販売する「仲介業者」がいます。

売却の流れと業者の種類など、より詳しい内容は以下の記事に記載してあるので、あわせてお読みください。

【注意】名義変更には1ヶ月〜半年かかる

太陽光発電の売却には登録所有者の名義変更が必要です。変更には1ヶ月〜半年の期間がかかります。詳しくは以下の記事に掲載してあるのであわせてお読みください。

売却に必要な情報と必要書類

太陽光発電の売却には事前に準備すべき書類や情報が必要です。

情報や書類は査定の段階で必要になるため、忘れずに用意しておきましょう。

太陽光発電の売却による税金

太陽光発電の売却による税金

最後に太陽光発電の売却による税金について解説していきます。税金は事業において重要な項目ですので、ぜひ参考にしてください。

売却益には確定申告が必要

太陽光発電の売却は、利益に対して税金が発生します。そのため確定申告が必要です。太陽光発電の売却で発生する税金は以下のいずれかに該当します。

  • 雑所得
  • 事業所得
  • 不動産所得

とくとくファームなら税務相談が無料

太陽光発電の売却で利益を得たら、必ず税金が発生します。しかし、税金に関してリテラシーが高い人ばかりではないでしょう。特に確定申告において節税や申告方法などは事前に知っておきたいものです。

とくとくファームでは、太陽光発電の売却による税務相談を無料で受けることができます。特に節税に関するノウハウに自信がありますので、いつでもご相談ください。

太陽光発電の売却相場についてのまとめ

太陽光発電の売却相場についてのまとめ

太陽光発電の売却相場について解説してきました。今回の内容のおさらいをしていきましょう。

  • 太陽光発電の売却相場は1基あたり平均1,500万円
  • 売却のタイミングや条件で価格は変動する
  • まずはスピード査定で売却見込み価格を出してみるのもアリ
  • 太陽光発電の売却には税金がかかる

太陽光発電と一言で言っても、個人から企業まで事業形態はさまざまです。しかし、売却に関しては流れや事前準備は同じ。より高く売るためには売却のノウハウ知識を積み上げ、信頼できる業者と巡り会えることが鍵となります。

もし、あなたが太陽光発電の売却を検討しているなら、とくとくファーム一度査定をしてみませんか?

いつでもお待ちしております。

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